伊藤 啓子 (いとう けいこ) :ヨーデル・カウベル
立教大学法学部卒業。立教女学院高等学校在籍中、夏休みに訪れたスイスで出会ったヨーデルに魅せられ、下山田一郎氏、マリーテレーズ・フォン・グンテン氏など内外のヨーデルの第一人者より指導を受ける。2005年のスイス全国ヨーデル大会に日本人として初めて出場が認められ、スイスのメディアに大きく取り上げられる。その豊かな表現はスイス連邦ヨーデル連盟の審査員から高く評価され、最高クラスの評価を受ける。同年、愛・地球博のスイスパビリオンにて演奏。2006年スイス人オルガン奏者ハネス・マイヤーのDVDプロジェクト「KISUM LEGRO」にパイプオルガンと尺八とヨーデルのコラボレーションで参加。日本オペレッタ協会公演「白馬亭にて」、NHK衛星放送「すばらしき地球の旅・ドイツ編」出演。またCM等にも声を提供している。2008年6月、スイス全国ヨーデル大会において2大会連続で最高クラスの評価を受ける。
新倉 惠 (にいくら めぐみ) :アコーディオン、エレゲリ
武蔵野音楽大学ピアノ科卒業。アコーディオン奏者としてアルプスの民俗音楽に長く親しむ。エドガー・オット、ルエディ・ビルヒャの両氏よりスイスアコーディオン(シュヴィーツァエレゲリ)の指導を受け、特にスイスの民俗音楽を中心に各地の公演に参加する。1999年より、スイスアンサンブル=エンツィアンのメンバーとして、コンサートを中心に活動を始める。三年に一度のスイス連邦ヨーデルフェストには1987年大会より毎回訪れ、2005年、2008年には伊藤啓子とともに参加し、正確で息の合った伴奏が審査員より高い評価を受ける。コマーシャル録音等、多方面に活躍するかたわら、後進の指導にもあたっている。
原 ひふみ (はら ひふみ) :クラリネット 、カウベル
武蔵野音楽大学卒業、同大学院修了。
14歳よりクラリネットを始める。手塚実、山本正治、フランソワ・ベンダの各氏に師事。第4回練馬文化センター新人オーディションに合格、奨励賞受賞。オーストリア、エールで行われたインターナショナルアカデミーに参加し、オーストリア各地で数々のコンサートに出演。1998年、2005年に桑原洋明氏作曲の「三つの民謡」「クラリネットとピアノのための『蛇性奇憚』」を初演する。伊藤啓子のヨーデルを広く紹介したいとエンツィアンの結成を促し、当初からメンバーとして演奏活動に参加する。現在、エンツィアンのほか、ソロ、室内楽などのクラシックの分野での演奏活動も積極的に行っている。
石川 勝巳 (いしかわ かつみ) :テューバ、アルプホルン
武蔵野音楽大学卒業、桐朋学園研究科修了。中学生のときにテューバと出会い、高校時代には吹奏楽コンクール全国大会に出場。多戸幾久三、貝島克彦、宮川暉雄の各氏に師事。学生時代にヨーデルの川上博道氏と出会い、アルプス民俗音楽に傾倒する。エンツィアンのほかにもグループ、エーデルワイスカペレにおいて活動し、スイス、チロルなどヨーロッパアルプス地方でのコンサートツアーも回を重ね研鑽を積む。オーストリア国営放送、ウィーン第一放送、南チロル放送等に出演。また、南チロル国際アルプホルン大会に参加。吹奏楽、金管バンド、オーケストラ、スタジオ等の演奏活動のほか、後進の指導にも積極的にあたっている。